ADHD(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder)とは、不注意、多動性、衝動性の三つの症状を主な特徴とする生まれつきの精神疾患で、神経発達症群の一つとされています。海外の学術論文では18歳以下で約5%存在すると報告されています。ADHDは、三つの特徴が通常の発達の水準からすると不相応で、普段の生活に直接悪影響を及ぼすほど深刻な場合に診断されます。これらの特徴は、同時に全て現れるわけではなく、「不注意」が目立つ場合、「多動性」や「衝動性」が目立つ場合、また全てを併せ持つ場合など、様々な形で現れます。一方、成長とともに状態が変化することもあり、例えば大人になってその特徴が目立たなくなることもあります。成長に伴い、状況に対処する「コツ」を身につけることでその特徴が目立たなくなることもありますが、完全に特徴が消えるわけではありません。
体験談
不注意に関連するエピソード 2024年12月、ピンクのケースに入ったブルーの運転用の眼鏡2本を車から落としてしまい、二万円近くもしたのにどこかに行ってしまいました。また、キーレスエントリーの車(TANTO)に乗っているのですが、家の鍵や会社のロッカーの鍵ごとなくしてしまい、朝通勤時に車を開けようとしたら、秒数以内にエンジンを始動しないと車が警報音が鳴る設定があり、鳴らしてしまい、近所迷惑になったことがありました(2024年6月)。
不注意に関連するエピソード2 大学入試の時にマークシートを間違えて途中の1問空白で以下全部1問ずつずれてマークしていました。試験時間残り3分で気づきましたが、うまく消せずダブルマークになってしまいました。当時の入試代金は二万円だったので、もったいないことをしました。
集中力に関連するエピソード 中学の時に通っていた塾「三原セミナー」では、授業に集中できずおしゃべりばかりしていました。再三の注意にもかかわらずおしゃべりを続け、塾の経営者さんから「塾をやめてください」とお願いされ、「静かに授業を聞きます」と親に署名をもらって提出することでなんとか継続できました。
また、前職の研修を睡眠不足で出席し、他社の取締役の講義中にうとうとしてしまい、寝顔をばっちりと見られました。社長から自分を名指しで叱責され、最終的に配置転換させられました。
その他のエピソード 現在でもアイスコーヒーが大好きで、毎日2杯は飲んでいます。カフェインが原因かと思っていましたが、仕事中、何度も眠くなります。コーヒーを一時期やめていましたが、思うほどの効果もなく、調べていくうちに実はADHDと過眠症やロングスリーパーは関連があるそうです。仕事中に眠くならないように様々な対策を試みましたが、今のところ良い解決策は見つかっていません。