リズムを意識した運動を3ヶ月以上継続して行うと、身体はセロトニンを分泌しやすくなると言われています。
セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質で、精神の安定や快眠をもたらします。一見、脳に関係する物質と思われがちですが、実際には体内のセロトニンの約90%が消化管に存在しています。「第2の脳」とも呼ばれる腸は、精神状態と深く関わっているのです。忙しくストレスの多い現代社会では、自律神経の働きが乱れやすくなるため、セロトニンの重要性が高まっています。
リズミカルな運動にはセロトニンを活性化させる効果があります。基本的なリズム運動には、歩行、食事の際の咀嚼(そしゃく)、意識的な呼吸などが含まれます。一定のリズムを刻む運動を繰り返すことで、セロトニン神経が刺激され、覚醒状態を高める効果が得られます。また、人との触れ合い(グルーミング)もセロトニンを増やすのに有効です。グルーミングとは本来、動物の「毛づくろい」を指しますが、ここではスキンシップを意味します。グルーミング中に「オキシトシン」というストレス緩和ホルモンが分泌されることが研究で明らかになっています。
BODYATTACKでは、音楽に合わせたリズム運動を行い、集団での活動を通じて仲間の存在を感じることができます。また、ワークアウト後のハイタッチなどのスキンシップ(グルーミング)もあるため、セロトニンを増やすのに理想的な環境です。
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/113.html
オムロン
vol.113 「リズム運動」でメンタル強化を